血便|愛犬の体調トラブル!原因と病院を受診する目安を解説

血便|愛犬の体調トラブル!原因と病院を受診する目安を解説

体調不良になっても言葉を話せない犬にとって、便は健康のバロメーターといえましょう。

お散歩したり部屋の中に置いてある犬用のトイレで排泄した便を見たとき、それが血便になっていると飼い主さんはパニックになってしまうのではないでしょうか。

血便は、胃や腸など消化器官の粘膜から出血することで生じるもので、血便と聞くと血になるの赤色をイメージされる人も多いといえます。

しかし、出血する部位により黒い血便になることもあります。

なお、血便だけで判断可能な疾患は少ないので、他の症状が起きていないのか確認が大切です。

胃腸炎をはじめ、食道・胃・十二指腸の潰瘍やポリープなどは血便の主な要因になりますが、軽度の胃腸炎の場合は直ぐに治ることもあるのですが、赤黒い便になっていたり嘔吐や食欲不振、元気がなくなるなどの症状が起きているときはなるべく早めにかかりつけの獣医さんに診て貰いましょう。

子犬の場合はパルボウイルス感染症に注意が必要とされますが、この病気は重度の胃腸炎を引き起こすもので血液が混じった水下痢や嘔吐、食欲不振などの症状が特徴的です。

感染力が非常に強くて致死率が高い病気ですからワクチンをしっかり接種するなど予防が重要です。